誰でも給付が受けられる!職業訓練でWEBデザインを学ぶ方法
職業訓練を利用すれば、WEB制作・WEBデザインを無料で学ぶことができ、条件によっては給付を受けることができます。
雇用保険を受け取ることのできない状態の人も職業訓練に通えば、職業訓練受講給付金として毎月10万円受け取ることができます。
- 雇用保険に入っていなかった人
- 雇用保険の受給が終わってしまった人
- 自己都合の退職で3カ月の待機期間の人
- 自己都合の退職ですぐに雇用保険が受給できない人
- WEB制作・WEBデザインを学びながら給付を受け取りたい人
職業訓練とは
職業訓練とは就職に有利になる資格や、知識を基本的に無料で学べる公的な制度で、対象者はハローワークの求職者の人です。
正式には公的職業訓練(ハロートレーニング)と言い、公共職業訓練と求職者支援訓練の二つに分かれます。
雇用保険を受給している求職者が利用することができるのが、公共職業訓練で、
雇用保険を受給できない求職者が利用することができるのが、求職者支援訓練です。
二つの違いを見てみましょう。
雇用保険を受給している人が利用することができる公共職業訓練
雇用保険を受給している人、もしくはこれから利用する人などは公共職業訓練を受けることができます。
公共職業訓練の一番のメリットは雇用保険を職業訓練終了まで延期できる訓練延長給付を利用できることです。
この訓練延長給付制度を利用すると職業訓練に専念できるように、雇用手当の支給を延長することができる制度です。
注意点は雇用保険の所定給付日数の2/3の日数分の支給を受け終わるまでに訓練を受けないと訓練延長給付は受けることはできません。
例えば雇用保険の給付日数が90日だった人が、訓練延長給付を受け取るには、雇用保険の給付日数の残りが31日以上残っていないと受給できません。
つまり、雇用保険の給付日数の残りが31日以上残っている場合で、6か月の公共職業訓練を受けた場合訓練終了までの本来なら受給できない5か月間分延長することができます。
雇用保険の給付日数が少なかったり、そもそも雇用保険を受給できない人も安心して通うことができるように以下の求職者支援訓練があります。
雇用保険を受給していない人が利用することができる求職者支援訓練
求職者支援訓練はタイトルの通り雇用保険を受給していない人、または受給できない人は求職者支援訓練を受けることができます。
求職者支援訓練を受けることができれば条件を満たせば職業訓練受講給付金を受けることができます。
- 職業訓練受講手当:10万円
- 交通費
- 寄宿手当:10,700円/月
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月25万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練日すべてに出席
- 同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
職業訓練のメリット・デメリット
職業訓練のメリット
職業訓練のメリットは以下の3点
- 無料で受講できてかつ、給付を受けることができる
- 専門的な知識や資格を手に入れることができる
- 雇用保険の給付を延長することができる
職業訓練の最大のメリットは専門的な知識や資格を学びつつ、給付を受けたり、雇用保険の給付を延長することができる点です
新しいことにチャレンジするにも、お金がないとスクールにも行けないし、生活費も足りなくなります。
職業訓練を受講すれば、給付を受け取りながら専門的な知識や資格を学ベます。
職業訓練のデメリット
職業訓練のデメリットは以下の3点
- 雇用保険を受け取ることができない場合10万円までしか受給できない
- 専門的な知識や資格を手に入れることができたとしても即戦力にはなれない
- 実践的な知識は難しいかも
専門的な知識や資格を学びながら給付を受け取れても10万円までしか受け取れないので、扶養がいる人や物価の高い地域に在住している人は少々不安が残ります。
また、職業訓練を受講したとしても即戦力になれるわけではありません。最低限の知識を付けたうえでさらなる学習が必要になります。
公共機関の制度のため、カリキュラムが決まっており、基本的に用意された内容のことしか学習しないので即戦力になれるかはちょっと難しいです。
とはいえ、基本はある程度学習できるのでやはり職業訓練はおすすめです。
職業訓練を受けるまでの流れ
求職の申し込み・相談
まず、最寄りのハローワークに行き求職の申し込みと職業相談を受けましょう。
相談の中で職業訓練を受けたい旨を伝えれば説明してくれます。
受講の申し込み
受講したい職業訓練が決まったら、受講用紙を記入しハローワークに提出します。
職業訓練機関で面接、試験など
職業訓練は求職者のための訓練ですので、そもそも働く意思のない人・就職する気のない人は受けることができません。
そのため面接の際は、就職したい気持ちをよく伝えることで印象もよくなります。
選考の結果
選考の結果、合格すれば職業訓練機関から通知が送られてきます。
その通知を持ってハローワークへ行き、手続きをします。
この時に上記で解説した公的職業訓練(ハロートレーニング)の申請もおこないます。
職業訓練以外で学ぶ方法
職業訓練以外でWEB制作を学ぶ方法をいくつかご紹介します。
- 最も有名な学習サービス「progate(プロゲート)」(無料)
- 動画学習サービス「ドットインストール」(無料)
- プログラミングスクール(有料)
最も有名な学習サービスprogate(プロゲート)で学ぶ
progate(プロゲート)は有料もありますが、基礎は無料である程度学べます。
スライド形式で見やすくわかりやすくweb上でコードが打てるのでゲーム感覚で楽しく学べます。
動画学習サービスドットインストールで学ぶ
ドットインストール動画で学べるプログラミング学習サイトです。
すべてのレッスンが3分以内の動画で収まっており、すきま時間で気軽に学べます。
PCが使えなくてもスマホで動画学習することができます。
プログラミングスクールで学ぶ
プログラミングスクールに通うには費用がかかります。
高額なスクールが多いためまずは職業訓練を受けるか、プロゲートやドットインストールなどの無料で利用できるものを利用して基礎を学ぶのがおすすめです。
予算のある人や、早く一人前になりたい人はプログラミングスクールに通うのもアリです。
結論:WEB制作・WEBデザインを職業訓練で学ぶのはおすすめ!
結論としてはWEB制作・WEBデザインを職業訓練で学ぶことをおすすめします。
理由としては人に教わるためプロゲートやドットインストールなどより理解しやすく、プログラミングスクールのように高額な費用を払わず学習できるからです。
欲をいえば、職業訓練で学びつつ、プロゲートやドットインストールも利用するのが理想的です。
どちらにしても自分に合った学習方法で学んでいくことで、挫折せず続けることができます。